大きな疑問

定期検査で休止中の原子力発電所について再稼動させるために政府は地元に出向いて理解を求めることを行い始めている。これは非常にいいことだとは思う。説明が適切であれば理解も深まるとは思う。ただちょっとおかしいな?と思うのはなぜ説明に原子力安全・保安院が行くの?この保安院って安全性をチェックし規制を行う機関じゃなかった?確か福島原発の事故を受けて政府はIEAEに対して「保安院の独立など体制を見直す」と報告していたと思う。本来はブレーキ役の部署が「大丈夫だから再稼動に理解してください」なんて言ってはいけないんじゃないかな?

再稼動させるために休止中の原子力発電所をわずか10日余りで再点検した保安院が点検結果だけを説明するならわかるけどね。でもたった10日で何が点検できたんだろうか?よく新聞に書いてあるけど原子力発電を推進する経済産業省の中にブレーキをかける機関である保安院があるという形態の見直しを早急にすべきでは?穂合間の保安院の院長の前職は経済産業省の商務流通審議官だったとのこと。身内が身内を批判するなんてできないよね